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活動日記

2013年

11月

14日

備えて、備え過ぎず…。

午後、災害対策特別委員会に、4人の参考人を招致。
災害対策について、
地震の想定、日本の脆弱性、諸施策の必要性、法制の不備等、ご意見の陳述と質疑と。

◎東京大学地震予知研究センター長の平田教授からは、
これまでの歴史から、日本近海プレートの動きから、活発な余震から、
南海トラフ地震・首都直下地震「発生」への予知と警鐘。
陸域のみならず、海域での観測網充実の必要性が訴えられた。

◎早稲田大学理工学術院の濱田教授からは、
国の脆弱性評価の必要性、
特に、石油関連施設・コンビナート・タンク(600基)が集積する、
多くの船舶が航行する、油流出による航行停止が甚大な影響を及ぼしかねない
「東京湾岸」の、長周期振動対策や液状化対策の必要性を指摘される。

◎初代内閣安全保障室長佐々氏からは、
阪神淡路大震災時等の教訓も踏まえ、ロボットや消防飛行艇など装備・機材の必要性、
自衛隊法や消防法など危機対応のための法整備の必要性を、

◎京都大学大学院の藤井教授からは、
『葉隠』を引用し、常に最悪の事態を想定し、
それを回避する、それに準備する気構えと、脆弱性評価による具体的な対策措置の必要性を、

それぞれご指摘頂いた。

私からは、質疑で、
15分間、平田・濱田・藤井参考人に質問。

◇中期予知の精度は向上するも、
緊急地震速報など直前予報についてはまだまだこれからであること、

◇コンビナート施設が集積する湾岸の液状化対策の工法は未だ開発の途上にあること、
◇すべての対策の基礎となる「脆弱性評価」には国民の参画・関与が必要であること
ご答弁で示された。

民主党として、
衆議院に昨日提出した、
(国土の強靭化ではなく…)「国民生活強靭化のための防災・減災対策基本法案」の趣旨説明も。

その他、午前中は、
参議院「国土交通委員会」に出席。
制定のために、衆議院に提出し、答弁などに取り組み、
可決・通過した「タクシー」法案の趣旨説明。来週19日の審議に付されることになった。

民主党対策本部の岡田克也本部長と共に、
来週、最高裁判決の出される国会の議員定数について、
報道各社論説委員の皆様との意見交換の席にも同席。

当時の野田総理と安倍総裁との約束である、
現在の与党が消極的な「定数削減」に向けた協議加速の必要性を説く。

夜は、都内で二件、懇談会に出席。

人と人。
食事を共にすることで、
立場を超えて「分かり合えること」ある。

困難な課題を乗り越えて、
逆風をはね返して、明日へ、次へ、共に頑張ること誓い合う。

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三日月大造

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