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  国会飛脚便 三日月大造国会質疑概要
REPORT


  VOL.42 学校図書館機能の充実を!
    決算行政監視委員会分科会 平成18年6月6日
 
質疑の様子をムービーでもご覧いただけます → 


  6月6日(火)に行われた決算行政監視委員会第二分科会(文部科学省所管)において、三日月議員は「学校図書館の現状と課題」について、「学校図書館をもっと充実させ、利活用させる」という視点から、小坂文科大臣等に対し質問を行った。尚、前日には地元守山・野洲・草津市内の小中学校6校を訪問し、学校図書館の実態を視察・確認の上、現場の声を届けるべく質問に臨んだ。
   
 

●学校図書館の果たすべき役割とは?

最初に、子どもの発育・発達、児童・生徒への教育という観点から、「読書活動充実の必要性」「学校図書館の果たすべき役割」について小坂大臣に見解を問う。

大臣からは「読書活動は、子ども達が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かにする。また学校図書館は、読書センターとしての機能と学習情報センターとしての機能があり、学校教育の中核的な役割を担うもの」との認識が示された。

次に、冊数規模について、「学校図書館図書には『学校図書館図書標準』が設けられているが、達成度はどれくらいか?」との問いに、銭谷局長からは「『5か年計画』を立て取り組んできたが、小学校で38%、中学校で32%」との回答。

さらに、三日月議員は、低率で推移している理由・原因・背景等を質すとともに、@「文科省から図書整備に関して、しっかりと予算充当を!との通知が行われているが、今後はどのような指導を行っていくのか?」、A「『学校図書館図書整備5か年計画』が今年度で終了する。図書標準を達成している学校の割合が低い状況を改善するために、計画を練り直した上で、継続的に策定し、財政的にも措置していく必要があるのでは?」と指摘し、まずは学校図書の冊数の面での充実を訴えた。

局長からは自治体によって取り組みに温度差がある事実を認めつつ「図書整備は大きな課題である。これまでの取り組みを分析し、格差をなくすために、次年度以降の計画を策定していく」との答弁。これに対し三日月議員からは「新たな計画を策定するにあたっては、高校についても対象とすべき!」と提案した。

●専任の司書教諭を配置すべし!

続いて、学校図書館の利活用を推進するために、専任の司書教諭を配置すべきとの主張。「各学校に司書教諭が発令・配置されるが、クラス担任や教科担当もあるなど、全てが兼任である。専任の司書教諭を配置すべきではないか?」との問いに対し、局長からは「司書教諭の人的体制の整備は重要。12学級以上の学校についてはほぼ設置している。専任の司書教諭の定数措置についてはこれまでも課題であった。要求するも人件費抑制の中で見送られたが、19年度予算においても要求等で引き続き検討していく」、また大臣からは「図書が十分に配備され、読書・学習のために子ども達が利用できる環境を整え、司書教諭が中心となって図書館運営が行われる体制を確立し、学校図書館の機能充実に努める。専任司書教諭の配置については様々な機会を捉えて、教育委員会等に求めていく」との前向きな答弁を得た。

最後に、三日月議員は現場をまわっての感想をもとに「小学校では、『読み聞かせ』や『お話会』等、地域ボランティアによる運営協力も盛んだ。一方、中学校では『鍵』が掛かっていて昼休みなど特定の時間しか利用できないケースが見られる。小中学校全てに司書教諭を配置するのが無理なら、まずは中学校からでも専任の司書教諭を配置するなど戦略を工夫してみては?」と提案。局長からは「小学校では様々な工夫が見られるが、中学校では活動が低調である。司書教諭の専任化を中学校から始めることも検討する必要がある」との回答。

学校図書館の整備充実のために、これからも小中学校を徹底的に視察し、現場の声を届ける努力を行っていく決意を述べ、質問を終えた。

●小泉総理は退陣すべき!

最後に、社保庁の年金納付率偽装問題についても触れ、「行政や業界となれ合い、もたれ合いが過ぎ、厳正な監督指導が出来なくなった小泉政権、言葉だけの改革で、弱い立場にある住民、消費者、投資家、納税者等に安易に負担と不安を強いるだけの小泉内閣の責任は重大である」と指摘し、「政権交代でしか緊張感のある政治は実現できない!」との日頃駅前や会合等で訴える持論を本会議場でも強く主張して締めくくった。

その後の採決では、賛成多数で政府案が可決されたが、引き続き建物等の「安全」について、あらゆる機会を通じて検証し、高める努力を傾注していくことを誓った。


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