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キラリ通信

2019年

01月

14日

平成31年(2019年)1月14日(月曜日)

マキノ短期居住2日目。
午前中、マキノ町蛭口にある「みなくちファーム」を訪問。
水口淳さん・良子さんご夫妻のお二人で経営されている農場で、お二人は平成26年からUターン就農された若手の新規就農者です。
約3haの無農薬野菜と約40aでマキノ特産の原木椎茸を栽培されており、収穫するすべての野菜で滋賀県環境こだわり農産物認証と高島市農産ブランド認証制度の認証ランク1を取得されています。6次産業化にも意欲的で、切り干し大根や乾燥椎茸などの加工品も販売されている、地域の担い手として期待の農業者です。
本日は、野菜と原木椎茸の収穫体験と原木椎茸の菌打ち体験、収穫した野菜をつかったシシ鍋とかまど炊きごはん作りを体験させていただきました。
採れたての新鮮な野菜は甘みが感じられ、椎茸も肉厚でふわふわとした食感で、大変おいしく何度もおかわりしてしまいました。
農業者が減っていく中、農業は大変で儲からないというイメージを払拭し、楽しさややりがいを知ってもらいたい、とおっしゃる水口さんご夫妻。今後、私が体験したような農業体験プログラムを本格的に実施される予定です。
水口さんご夫妻のような意欲ある農業者を、本県としてもぜひ応援してまいりたいと思います。
午後、マキノ町上開田地区へ移動。
昨年の11月にオープンした農家民宿「たらいち邸」を訪問しました。
たらいち邸のオーナーである河野至宏さんは、大学在学中にフィールドワークで上開田地区に1年間通われたことをきっかけに移住を希望され、卒業後に移住。住民を通じて紹介された古民家を改修し、農家民宿を開業されました。
たらいち邸は、古民家の良さを活かしながら、広々とした過ごしやすい空間で、宿泊のほか、農業体験や里山料理体験など田舎暮らしを体験できるプログラムも用意されています。
河野さん、同地区に移住し、就農された中地朝子さんとともに味噌作りと豆腐作りを体験させていただき、その後、上開田地区で移住者の支援に関わる方々にも加わっていただいて、意見交換をさせていただきました。
上開田地区では、住民がまさに親代わりのようになって生活のことや地域のことなど全般にわたって移住者をサポートされており、若手移住者であるお二人も安心して生活されているとのことでした。
人口減少が進む中で、高齢化や世代交代、家屋や土地などの引継ぎとその活用は喫緊の課題といえます。
今回のたらいち邸や、若手移住者を支える地域の皆さんの取組はその課題解決に向けた1つのモデルといえます。皆様からいただいたご意見を今後の県政に活かしてまいりたいと思います。

三日月大造

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